鳥越神社の境内
体調的なものもあり、最近はちっちゃくて軽量なTENAXIIばかり使っていたが、どうしても使いたくなり、Rolleiflexを持ち出した。
二眼レフで撮影すると、なんだか謙虚な気持ちになる。頭を下げて、四角いスクリーンを覗き込み、シャッターを切る。
なんだか静かな気持ちでシャッターを切ることができる。
これは台東区浅草橋の鳥越神社の境内での1枚。神社の中から鳥居に向かって構えたが、この日は珍しく涼しい日で、日向ぼっこしながら読書をする若者がいた。
この辺りの神社は、地元に愛されている神社が多い。若い人たちも普通に神社を訪れる。
こういった風景がずっと続けばいいと思う。
雨の清澄庭園
今年はどうやら空梅雨みたいだ。
雨を撮ろうとしていたが、雨がなかなか降らない。そんな中、たまたま江東区の清澄庭園に行った時に、雨が降ってきたため撮影できた。
実は露出を見誤っていたらしく、出てきたネガはほぼほぼアンダー。この写真はたまたまハイライトに露出があっていたらしく、雰囲気だけはなんとか雨の情景を出すことができたように思う。まぐれだけど・・・。
でもそんな失敗を含めてフィルムで撮るのは楽しい。デジタルだと「思わぬ失敗」がなく、恐らくこんな写真は撮れなかったかもしれない。
仕事ならばこんな悠長なことは言っていられないが、あいにくとこちらは趣味。失敗も含めて楽しめる。
「失敗できるカメラ」をずっと使っていたいなと思わされた瞬間だった。